"飴宮むに"が明日を生きる理由になってくれる
配信準備に戸惑う初々しさ、穏やかな声音、親しみやすい口調、ボタンの飾りをあしらった光沢のある艶やかな銀髪に、鮮やかな赤い瞳の、愛らしい少女の容姿……2019年6月28日、一人のVtuberが誕生した。
彼女の名前は「飴宮むに」。
OPEN BETA所属の企業Vtuberだ。
キャラクターデザインは阿古わざき。
7/10に電撃文庫より発売の、石崎とも著『秋山野要は愛されている。』を担当したイラストレーターでもある。（敬称略）
- 作者: 石崎とも,阿古わざき
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/07/10
- メディア: 文庫
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正直なところ、Vtuber界隈は近年爆発的なブームが巻き起こり、キャラクターは既に飽和状態だ。数多のVtuberが生まれては消える、そんな厳しい世界である。
ゲームが好きで、歌を歌ったり、雑談したりする。
そんなどこにでもいるVtuberの飴宮むにが、他のVtuberと一線を画する部分は、彼女が「明日を生きる理由になりたい」と話すところだろう。
ツイッターにもさらっと書かれていたこのフレーズについては初配信でも触れており、そのくだりはとても印象に残っている。
「今日もがんばって生きた？」「明日もがんばって生きようね」
単語の重みとは裏腹なさらりとした彼女の言葉に、大袈裟でなく、救われる人も多いはずだ。
日々社会を生きる我々にとって、癒しや拠り所はなくてならないものだ。彼女がその役目に自ら名乗り出て、声を掛けてくれる。そんなオアシスのような場所がここに生まれたのだ。
そして、まだまだ発展途上の愛らしさを持つ新人Vtuberの成長を見守ることができる、という喜びもあるだろう。
デビューから応援していたVtuberが大きく羽ばたいていく様を見届ける、その感動はひとしおだ。
もしも今、生きがいを探している人がいたら、是非飴宮むにをお勧めしたい。
彼女の配信を覗けば、今日を生き抜いたあなたを優しく包み込むように褒め、きっと明日への活力を分けてくれるだろう。
もしかしたら、あなたの捜し求めていた生きがいは、ここにあるかもしれない。
